少ない人数でも効率的に売却したい
売れ残った物件でもインターネットを使えば、また売れる機会があるということに新しい活路を見出せました。
公有財産売却事例
公有財産売却事例
北海道札幌市役所
財政局管財部管財課 係長 原孝夫さん
財政局管財部管財課 今井勝さん
http://www.city.sapporo.jp/kanzai/
新しい公有財産売却の方法を模索
Yahoo! JAPANの官公庁オークション公有財産売却を導入しようと思ったきっかけを、札幌市財政局の原さんは次のように話してくれました。
「札幌市では、官公庁オークション公有財産売却を導入する前に、インターネット公売をやっておりました。ですので、インターネットを利用して公売ができることは知っておりましたが、公有財産売却もできるとは思ってなかったんですよ」
札幌市では、平成17年に約90件の公有財産売却を行っていましたが、年々取り扱う件数が増えるにもかかわらず、担当の人員数は変わらない……。また、取り扱う件数が増えるにしたがって、売れ残りも多くなっていき、何か新しい方法はないかと模索していたそうです。
「そんななか、和歌山県の公有財産売却担当の方より『インターネット公有財産売却の勉強会があります』とのお声がけをいただき、そこでインターネットを使って公有財産を売却する方法を知りました。ですが、法律関係や手続きなどで導入までに、早くても、2年か3年はかかるんじゃないかと思いました。ただ、勉強会に参加して、一件でも多く公有財産が売れるのであればやってみようと強く思いました」
周囲の後押しに支えられて
さっそく官公庁オークション公有財産売却を始めようと関係各所に相談するにあたり、反対も多いのではないかと心配していました。
「課長、部長、局長と話したのですが、『大いにやってみれば』と後押しをしてくれました。また、インターネットを使うにあたり規則の改正などもあったのですが、隣の課が担当していることもあり、すんなりと話は進みました。あと和歌山県が、法律面を総務省と協議してくれたのも大きかったですね」
官公庁オークション公有財産売却を最初に提案した和歌山県の、先駆者的な役割も導入するにあたり追い風だったと原さん。
その後もスムーズに手続きは進み、第1回官公庁オークション公有財産売却に参加することになりました。
売れ残った物件でもインターネットなら売れる!
「今回Yahoo! JAPANの官公庁オークション公有財産売却に出したものは、以前市で入札などにかけて売れ残った物件がほとんどなんです。そんな物件にもかかわらず、申し込みを開始してからは道外も含めて個人や企業などから問い合わせが結構ありました。結果として3件売却できました。売れ残った物件でもインターネットを使えば、また売れる機会があるということに新しい活路を見いだせましたね」
通常の公有財産売却では、物件情報などを記している冊子を作り希望者には配布するそうだが、インターネットではネット上にその情報を載せることができるので手間が省けると話してくれました。
「少ない人数で冊子を作り、発送するのは結構大変なんです。また、印刷ですので1か所間違えるとすべて訂正しなければなりませんが、インターネットだとその都度直せるので便利ですよね」
またインターネットならではの不安として、導入する前は落札相手の顔が見えないということがあったそうですが、実際に取引をする際にメールや電話などでのやりとりのなかで、その不安も消えていったそうです。
民間の力をうまく活用して
「札幌市は住みたい街のランキングでは上位に入ってくる街なので、今後は道外の人にも札幌市をPRして、公有財産を買ってもらいたいですね」
札幌市は自然環境にも恵まれている上に、商業施設や娯楽施設も充実しているので、道内のなかでも退職したら札幌市に住みたいという人は多いそうです。
今回、官公庁オークション公有財産売却を利用した感想をお聞きしました。
「少ない人数で業務を効率よく展開しなければならないなかで、今後もうまく活用していきたいと思いました。いまは通常の公有財産売却がメインですが、ゆくゆくはインターネットでの公有財産売却にシフトすることも考えたいと思います。これからの行政は人が少なくなるので、民間の力をうまく活用して業務の合理化ができればいいなと期待しております」
また、「導入されていない自治体では、規則の改正や、内部での理解が得られないのではないかという不安もあると思いますが、まずは一歩を踏み出すということが大切ではないでしょうか。一歩を踏み出せば、意外とスムーズに進むと思いますよ」と笑顔で話してくださいました。

北の一大都市〜札幌市〜
1972年(昭和47年)に政令指定都市になった札幌市は、現在では人口が185万人を超える大都市です。
毎年2月には札幌市内3か所の会場で行われる「さっぽろ雪まつり」、6月上旬からの「YOSAKOIソーラン祭り」、7月中旬からの「さっぽろ夏まつり」と、年間を通じでさまざまなイベントで多くの観光客が訪れます。
またおなじみの味噌ラーメンやジンギスカンはもちろん、近年ではスープカレーや白いプリンなど新しい名物もあります。




